○エミリオ・プッチ　EMILIO PUCCI


EMILIO PUCCI（エミリオ・プッチ）は、イタリアフィレンツェの侯爵家に生を受けた「プリントの王子」の異名を持つ男性ファッションデザイナー、エミリオ・プッチが1947年にハーパーズ・バザー誌に流線型のスキーウェアを発表した事から始まりました。

1950年代には当時の常識であった重いパッドやコルセットといった窮屈なファッションとはかけ離れたストレッチ素材で動きやすいミニマルな前衛的なデザインでファッション業界に革命を起こしたのでした。

抽象的かつグラフィカルで万華鏡のような鮮やかな色彩のプリント柄は、エミリオ・プッチの代表作であり、アフリカ、バリ、ハワイといったエキゾチックな国の独特の色彩や現代アートなどからインスピレーションを受けて誕生したものだといわれています。

1960年代にシルクジャージー、コットンジャージー、化学合成素材やハイテクストレッチといった革新的な新素材を開発したのもエミリオ・プッチであり、常に時代の最先端を行くファッション業界の先駆者ともいうべきブランドなのです。

かのマリリン・モンローやジャクリーン・ケネディが愛用していたことも有名で、各国のセレブにも広く愛されています。